[合志市]妊娠中に歯科治療を受けても大丈夫?ママと赤ちゃんと安心ガイド
- 2025年9月1日
- 患者さまからのQ&A
皆さんこんにちは!合志市の楓の森歯科クリニック院長の白濱です。
いつも医療コラムをご覧いただきありがとうございます。
妊娠中に歯科治療を受けても大丈夫? 🌸
そのようなご質問をお電話や妊婦歯科健診の際によくいただきますのでお答えできたらと思います!
妊娠中はホルモンや体調の変化により、むし歯や歯ぐきのトラブルが起こりやすくなります。
とくにつわりがひどく歯ブラシがなかなか当てられない場合はそういったトラブルが生じやすいです。
「妊娠しているけど歯医者に行ってもいいの?」と不安に思う方も多いですが、時期や治療内容に配慮すれば安全に受けることができます。
📅 妊娠の時期ごとの歯科治療のポイント
🤰 妊娠初期(〜12週)
特に4~12週は赤ちゃんの主要な臓器が作られる大切な時期で器官形成期ともいわれます。
基本は応急処置にとどめ、強い痛みや腫れへの対応が中心となります。
抜歯などの外科処置については妊娠中期に入ってから行うことが多いです。
投薬も必要最小限に留めます。
🌿 妊娠中期(13〜27週)
体調が安定し、歯科治療にもっとも適した時期といわれています。
むし歯治療・歯石取り・クリーニングに最適です。
特に妊娠16~27週は安定期と言われ、つわりの症状が軽快していることが多く、流産のリスクも妊娠初期と
比較して低くなるため抜歯や根管治療などはこの時期に行います。
※治療中は姿勢や体調の変化を確認しながら行いますのでご安心ください。
レントゲンや必要なお薬も安全性に配慮して使用可能です。
レントゲンについては被ばく防止用のエプロンを装着していただくのと、被ばく量も多くないため比較的安全です。
🌸 妊娠後期(28週〜出産まで)
お腹が大きくなり、治療姿勢がつらくなる時期ですので基本は応急処置にとどめ、大きな治療は出産後に行うことが多いです。
ただ痛みなどがあり治療が必要な場合においては治療時は楽な姿勢で休憩を入れながら進めます。
🦷 妊娠中に気をつけたいお口の病気
妊娠性歯肉炎:歯ぐきが腫れやすく、出血しやすいです。
歯周病:進行すると、早産・低体重児のリスクが高まる可能性があります。
むし歯:つわりで歯みがきが難しかったり、間食が増えることで起こりやすいです。
もし歯磨きが難しい場合は食後にお水でうがいしていただくのも有効です。
💡 よくある質問(Q&A)
Q:レントゲンは赤ちゃんに影響しませんか?
👉 この画像はレントゲンの被ばく量を表しています。
実は日本で生活するだけでも自然に被ばくしています。
その被ばく量と比較しても歯科用のエックス線の被ばく量は少ないです。
また撮影時は必ず防護用エプロンを使用するので安心して撮影を行えます。
Q:薬を飲んでも大丈夫ですか?
👉 妊婦さんでも使える安全なお薬を選びます。
アレルギーの有無についても必ず確認しますのでご安心ください。
Q:歯のクリーニングは必要ですか?
👉 妊娠中は歯ぐきが腫れやすいので、定期的なクリーニングがとても大切です。
また時期によっては安全に治療が行えることもあるため妊娠中に歯のチェックをしておくことが重要です。
🌷 まとめ
妊娠中の口腔ケアは、お母さんとおなかの中の赤ちゃんの健康を守ります。
楓の森歯科クリニックでは皆様が安心して通えるように、妊婦さんに配慮した治療を行っています。
またお子さまがいらっしゃる方はキッズルームもありますので安心してお待ちいただけます。
平日は保育士も在籍しておりますので託児も承っております。
楓の森歯科クリニックではどの世代の方々も安心して歯科医院にお越しいただけるような歯科医院づくりを行っております。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。