
審美歯科・ホワイトニング
審美歯科・ホワイトニング
審美歯科とは歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のことを指します。歯には機能的な側面と、美的な側面がありますが、その両面に焦点を当てて長期にわたって安定した治療を提供するよう心がけております。審美歯科治療にはセラミック治療やダイレクトボンディングなどがあげられます。セラミック治療もダイレクトボンディングもしっかりと診断し、丁寧な治療を行えば長期的に安定した結果が得られる治療と考えます。楓の森歯科クリニックではセラミック治療の経験に富んだ医師と歯科技工所様としっかりと連携し皆様のご希望に沿ったかぶせ物の治療を行います。セラミック治療やダイレクトボンディング治療法も材料や術式も医院によって様々です。ご不明な点やお悩み等ありましたら些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
私たちの歯は、毎日の食事や会話、笑顔に欠かせないとても大切な存在です。でも、そんな歯にも「一生」があります。
多くの歯は、小さな虫歯からそのストーリーが始まります。
最初は、白い樹脂(コンポジットレジン)で詰めるだけの小さな治療で済みますが、それをきっかけに、再治療のサイクルが始まってしまうこともあります。
この上の図のように虫歯が再発すると、今度は金属の詰め物(インレー)や、大きなかぶせ物(クラウン)が必要になり、さらに進行すると神経を取る治療(根管治療)を行うことになります。
根管治療を行うと、歯を大きく削ることとなりそして歯髄がなくなってしまうため、だんだんと脆くなってしまいます。
何度か治療を繰り返すうちに、ご自身の歯がどんどん失われ、最終的には歯が割れてしまい抜歯になってしまうことも少なくありません。
平均して1本の歯の治療を6~7回繰り返すと抜歯になる可能性が高いと言われております。
だからこそ、私たちは「一度の治療で、できるだけ長く歯をもたせること」をとても大切に考えています。
現在の歯科医療では、残念ながら「一生もつ」材料は存在していません。ただし、材料によって精度や強度、見た目には違いがあります。
治療に使う材料は、お口の状態やライフスタイル、ご希望に合わせて選ぶことができます。
また当院ではどのような治療であれ手を抜くことはいたしません。大切なのは、「今だけ」ではなく「これから先の10年、20年」を見据えて、なるべく長持ちする方法を一緒に考えていくことです。
そのためには見えにくいお口の中の状態をできる限り患者さまに理解していただけるよう治療中の写真を撮影しご説明させていただきます。
「あなたの歯を少しでも長く保つために」
歯は、一度削ったら元には戻せません。
だからこそ、私たちは神経を残し、自分の歯を長く使っていける治療を心がけています。
どんな材料が合っているか、どんな治療があなたにとってベストか、気になることは何でもご相談ください。
「一度の治療を、未来の健康につなげる」
そんな想いを込めて、私たちは治療に向き合っています。
ここではセラミック治療の一部をご紹介させていただきます。
Before
印象(型取り)前
After
主訴 | 物にぶつかり前歯が欠けた |
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治療内容 | 右上中切歯のセラミック治療 |
治療期間 | 2か月(根管治療含む) |
費用 | ¥137,500(税込) |
リスク・副作用 | 根管治療を行った歯は健全な歯と比較して歯根破折を起こす可能性が高いです。ご自宅でも十分な清掃を行っていただく必要があります。歯科医院でのメインテナンスや定期的なかみ合わせのチェックが必要です。 |
Before
After
After
主訴 | 右下の奥歯の銀歯が外れた |
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治療内容 | 右下第一大臼歯部セラミック修復 |
治療期間 | 2回 |
費用 | 1歯あたり¥66000~72600(税込) ※症例の難易度や範囲に応じて異なります。 |
リスク・副作用 | 歯ぎしりをされる方やかみ合わせが強い方の場合欠けるリスクがあります。 |
治療中はラバーダム防湿を行い、詰め物の接着力が最大限発揮できるようにします。
また事前に染め出し液で染まった部分をエアフローで汚れを落とすことで、より接着力を高めることができます。
(左図はCAD/CAM冠と歯の境目、右図はe-maxアンレーと歯の境目です)
同じようなむし歯の状況であったとしても保険の白い材料(CAD/CAM冠)であればかぶせものの強度を確保するために左の写真のように歯ぐきの近くまで削ることが多いです。
しかしe-maxという材料でかつ適切な接着操作を行うことで従来の治療と比較して歯を削る量を抑えることが可能となります。
ダイレクトボンディングは、歯をできるだけ削らずに、歯と同じような色の樹脂(レジン)を直接詰めて修復する治療法です。
Before
Before
After
After
前歯のすき間(すきっ歯)を、歯を一切削らずにダイレクトボンディングで修復しました。天然歯に近い色と質感を再現することで、見た目も自然に仕上がっています。
主訴 | 上の前歯のすきっ歯が気になる |
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治療内容 | 上顎前歯部ダイレクトボンディング |
治療期間 | 2回(うち一回は診断用資料採得及び治療方針の説明) |
費用 | 1歯あたり¥27500~44000(税込) ※症例の難易度に応じて異なります |
リスク・副作用 | 歯ぎしりをされる方やかみ合わせが強い方の場合欠けるリスクがあります。 年月が経つと変色してくることがあります。(研磨することできれいになります) |
この模型に合わせた装置を事前に作成し、歯の長さや形が左右対称になるようシミュレーションを行います。
実際の治療中もその装置を使用して行うため一発勝負ではなく事前にシミュレーションしていた形に近似した歯の形態にすることが可能となります。
また事前に染め出し液で染まった部分をエアフローで汚れを落とすことで、より接着力を高めることができます。
ホワイトニングとは、歯の表面に専用の薬剤を塗布し、エナメル質に入り込んだ歯の変色汚れを分解・漂白して、歯本来の美しい白さを取り戻す施術です。歯は生えたときは誰でも白く透き通っていますが、月日の経過とともに様々な要因で、その白さは失われていきます。歯の表面の着色や汚れだけであれば、クリーニングによってある程度改善することができますが、歯の内面にまで変色汚れが及んでいる場合、クリーニングだけでは本来の白さはよみがえりません。そんなときはホワイトニングがお勧めです。もともと歯が黄色っぽい方も、ホワイトニングによって理想の白さが期待できます。
白く美しい歯は、周囲の人たちに好印象を与えるだけでなく、ご自身の自信にもつながります。歯科が提供するホワイトニング治療で、憧れの白い歯を手に入れることが可能です。お気軽にお問合せください。
ホワイトニングには、オフィス(歯科医院)で行うオフィスホワイトニングと、ご自宅(ホーム)でマウスピースと薬剤を使用して行うホームホワイトニングがあります。この両方を併用して行う施術が、デュアルホワイトニングです。それぞれメリットとデメリットがあります。
オフィスホワイトニングは、歯の表面に専用の高濃度(過酸化水素)薬剤を塗布し、光を当てて歯を白くする方法です。ホームホワイトニングとの大きな違いは有資格者である歯科医師が治療を行うため、効果が高い薬剤を使用できるという点です。多くの場合、当日の治療で白さを出すことができます。一度の施術で白さを実感していただくことが可能ですが、じっくりと漂白するホームホワイトニングと比較して、白さを保つ期間が短いという点に注意が必要です。白さの維持のために定期的に行ったり、より理想の白さを追求する場合、複数回の施術が必要になったりすることもあります。
ホームホワイトニングは歯科医師の指導のもとご自身で行う方法です。歯型をとって、薬剤を塗布するときに使用するマウスピースを作製し、決められた工程をご自宅で行っていただきます。忙しくて歯科に通う時間が取れない方、あるいはもっと気軽に美しい歯を手に入れたいという方にお勧めです。はじめに歯科医師と面談して求める歯の白さを決定します。ご自宅で薬剤を入れたマウスピースを1日2時間装着し、それを2週間程度継続していただきます。オフィスホワイトニングと比較して費用を低く抑えることができ、白さを保つ期間が長いという特徴があります。また低濃度薬剤を使用するため歯への刺激は弱めです。自分の好きな時期にホワイトニングができるのもホームホワイトニングの大きなメリットです。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。両方の良いとこ取りをするもので、短い期間で歯を白くし、効果を長く持続させることが可能です。オフィスホワイトニングを1度行うことで、歯はある程度白くなりますが、この白さの持続力を強化するために、ご自宅でホームホワイトニングを行っていきます。2回以上オフィスホワイトニングを行うことで、より高い効果が期待できます。
施術中や施術後に歯がしみることがあります。一時的な知覚過敏の状態となっているもので、徐々におさまります。お茶やコーヒーなどを飲用し、長時間口をゆすがずにいると、ホワイトニングされても着色することがあります。人工歯(差し歯、詰物など)を白くする効果はありません。