【合志市】歯ぎしりってそんなに悪いの!?知られざる体への影響
- 2025年8月10日
- 患者さまからのQ&A
歯ぎしりはなぜ体に悪いの? 歯・歯ぐき・顎への影響について
皆さんこんにちは!
合志市の楓の森歯科クリニック 院長の白濱です。
いつも投稿をご覧いただき、ありがとうございます。
本日のテーマは歯ぎしりについてです。
「歯ぎしりって、なぜ体に悪いの?」
というご質問をいただくことが多いため、
今回はその理由について詳しくお話しします。
1.歯ぎしりは「寝ている時」に強く起こります
普段の食事で噛む力は、
およそ10〜30kg程度と言われています。
しかし、
睡眠中の歯ぎしりではその5〜10倍、
最大で60〜100kgもの力が
歯や顎にかかることがあります。
実は歯は、
まっすぐにかかる力には強いのですが、
歯ぎしりのように
横方向(ギリギリ)にかかる力には弱い構造をしています。
起きているときは意識的に力を調整できますが、
眠っている間は無意識のためコントロールができず、
気づかないうちに歯や歯ぐき、顎に
大きな負担を与えてしまうのです。
2.歯ぎしりをしている時間はどのくらい?
歯ぎしりをしていない場合、
一日に上下の歯が接している時間は約17分前後
と言われています。
24時間のうち、
歯が接するのは主に次の場面です。
-
話すとき
-
食事をしているとき
-
嚥下(飲み込む)とき
意外と少ないと感じられる方も多いかもしれません。
一方で、歯ぎしりは
一晩のうち数分程度の方から、
人によっては数時間に及ぶ方もいます。
歯ぎしりをしていない人は
一日17分前後の接触ですが、
歯ぎしりがある方は
数時間にわたり、しかも非常に強い力が
歯に加わり続けます。
短時間でも強い力が繰り返し加わることで、
歯や歯ぐきへのダメージは確実に蓄積します。
実際に、
歯ぎしりによって歯の寿命が縮まってしまうケース
も少なくありません。
3.歯周病や歯の破折への悪影響
歯ぎしりは、
歯周病を悪化させる要因のひとつです。
-
強い力で歯が揺さぶられる
-
歯を支える骨(歯槽骨)が減りやすくなる
-
歯ぐきの炎症が進行しやすくなる
-
治療後の歯周病が再発しやすくなる
といった影響が出ます。
さらに、
過度な力によって
歯の根が割れる「歯根破折」が起こることもあり、
この場合は多くが抜歯となります。
歯ぎしりの及ぼす影響は、
想像以上に大きいのです。
4.歯ぎしり・食いしばりで起こる不具合まとめ
歯ぎしり・食いしばりによって、
次のような不具合が起こることがあります。
-
知覚過敏や歯の痛み
-
歯が割れる・折れる・すり減る
-
詰め物や被せ物の劣化が早い
-
顎関節症(口が開けにくい、顎が痛いなど)
-
歯ぐきや歯根への過度な力による
歯肉炎・歯周病の悪化 -
口腔内の刺激による口内炎
-
咬筋(噛む筋肉)の発達によるエラ張り
-
肩こり・頭痛などの全身症状
これらの症状でお悩みの方は、
歯ぎしりが原因の可能性も考えられます。
5.もしかして歯ぎしり・食いしばりをしているかも?
☆ セルフチェックポイント
-
口を閉じたとき、上下の歯が常に接触している
-
舌の外側に歯型のようなくぼみがある
-
頬の内側に噛んだ跡のような線がある
-
知覚過敏が気になる
-
朝起きたときに顎が疲れている
-
エラが張ってきた気がする
-
被せ物が外れやすい
-
家族から歯ぎしりを指摘されたことがある
ひとつでも当てはまる場合、
歯ぎしり・食いしばりをしている可能性があります。
6.対策と予防
歯ぎしり・食いしばりへの
主な対策・予防法は以下の通りです。
-
☆ ナイトガード(就寝時用マウスピース)の使用
-
☆ 噛み合わせや歯並びのチェック
-
☆ ストレスや生活習慣の見直し
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
歯ぎしりは、
歯・歯ぐき・顎関節・全身に悪影響を及ぼす可能性があります。
当院に通われている患者さまの中にも、
「これまでの歯や顎の痛みが、
実は歯ぎしりや噛み合わせが原因だった」
という方が複数いらっしゃいます。
楓の森歯科クリニックには、
日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医が在籍しており、
お口の中の状態を総合的に診断し、
適切な治療のご提案を行っています。
歯ぎしり・顎関節症用のマウスピースは、
保険診療で作製可能です。
ご不明な点がありましたら、
どうぞお気軽にご相談ください。


